成瀬整骨院ブログ

■ 2018年12月

3類感染症、 細菌性赤痢の対症療法について

2014年8月26日 10:40

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


3類感染症、 細菌性赤痢の対症療法について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

3類感染症
細菌性赤痢
Bacillary dysentery(shigellosis)
金城福則 琉球大学医学部附属病院・光学医療診療部部長

対症療法
1.補液 軽症で経口摂取が可能であればスポーツ飲料や経口補水液でもよく、中等症以上になれば経静脈的な輸液療法を行う。
処方例
ラクテックG注(500mL)1日500-2,000mL 点滴静注
2.整腸薬 腸内細菌叢の回復に有用と思われ、積極的に投与する。
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ミヤBM細粒 3g 分3
2)ビオフェルミン散 3-9g 分3
抗菌薬療法
 前述の理由で、抗菌薬の投与を5日間行う。
1.成人に対して
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)クラビット錠(500mg)1錠 分1 5日間
2)オゼックス錠(150mg)3錠 分3 5日間
2.小児に対して
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)小児用バクシダール錠(50mg)6-12mg/kg(力価)分3 5日間
2)ホスミシンドライシロップ 40-120mg/kg(力価)分3 5日間
患者説明のポイント
・3類感染症であることと、二次感染防止のため手洗いの励行の必要性。
・脱水症状に注意し、水分や食事の制限は必要最小限でよく、強力な止痢薬は逆効果であること。
・5日間の服薬と除菌確認検査の必要性。
看護・介護のポイント
・二次感染予防のためには手洗いの励行が基本であり、特に、排便介助には手袋を着用し、終了後は手指の消毒は厳重に行うことを喚起する。



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3類感染症、 細菌性赤痢の治療方針について

2014年8月25日 10:39

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


3類感染症、 細菌性赤痢の治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

3類感染症
細菌性赤痢
Bacillary dysentery(shigellosis)
金城福則 琉球大学医学部附属病院・光学医療診療部部長

治療方針
 腸管感染症の多くは急性下痢症を主症状として、二次的な脱水症に対する対症的な補液療法のみで十分なことが多く、抗菌薬投与などを必要としないことも少なくない。しかし、感染力の強い細菌性赤痢などの場合は、排菌期間を短縮することによる感染拡大防止や、重症例の入院日数の短縮には抗菌薬投与は必要である。また、小児や老人、胃切除者などでは重篤化することもあるので、症例や病態を十分に把握したうえで適切な初期治療を行うことが肝心である。腸管感染症の下痢は整体の防御反応であり、生菌性整腸薬を投与し、強力な止痢薬は投与すべきでない。
 経口ニューキノロン系抗菌薬は、細菌性腸炎の治療において活用されている。



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3類感染症、 細菌性赤痢について

2014年8月24日 10:29

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


3類感染症、 細菌性赤痢について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

3類感染症
細菌性赤痢
Bacillary dysentery(shigellosis)
金城福則 琉球大学医学部附属病院・光学医療診療部部長

病態と診断
 細菌性赤痢は、赤痢菌で汚染された飲食物や器物などを介して経口感染する腸管感染症の診断1つであり、主に大腸粘膜が侵される。赤痢菌はShigelladysenteriae(A群)、S.fexneri(B群)、S.boydii(C群)、S.sonnei(D群)の4血清群に分類される。赤痢菌は、少ない菌量でヒトからヒトへの感染もあり、以前は伝染病ともよばれていた。2007年4月の感染症法改正では2類から3類感染症に分類変更された。一方、1999年の食品衛衛生法施行規則の改定により、細菌性食中毒の病因物質の種別に赤痢菌が追加された。
 わが国の細菌性赤痢の発生状況は、発展途上国での感染例(輸入例)が多いといわれ、2006年以降500例以下となっている。しかし、2008年1年間の各都道府県市の地方衛生研究所からの分離報告をみると、全138例中、国内感染例が82例(59.4%)となっている。重症化することの多いA群は、輸入例1例のみであった。
 症状としては、感染後3日以内に発症することが多く、典型例では感染症の特徴である発熱で始まり、腸管感染症としての腹痛、下痢、血便、しぶり腹などを呈する。しかし、近年は軽症例が多く、症状のみでは診断できない。
 診断は、発展途上国への渡航歴、家族や同一施設内で患者発生状況などを参考に、糞便培養で菌を検出することにになる。2008年10月には、患者へ適切な医療提供、広域・散発的発生の探知、原因究明および今後の発生予防の観点から、国立感染症研究所への病原体などの送付に対する通知が厚生労働省より出された。



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3類感染症、 腸チフス、パラチフスの治療方針について

2014年8月23日 10:16

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


3類感染症、 腸チフス、パラチフスの治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

3類感染症
腸チフス、パラチフス
Typhoid fever and paratyhoid fever
舘田一博 東邦大学准教授・微生物・感染症学講座

治療方針
抗菌薬療法
 臨床症状の改善および周囲への二次感染の予防のために抗菌薬の投与が必要である。成人に対しては、ニューキロン系抗菌薬が第1選択薬として使われる。しかし近年、本剤に低感受性を示すチフス菌、パラチフス菌の増殖が報告されていることに注意する必要がある。ニューキロン剤のMICが低くても、ナリジクス酸に耐性を示す場合には本剤の効果が弱い可能性が高い。その他の薬剤としては第3世代セフェム系抗菌薬やST合剤、アジスロマイシン、クロラムフェニコールなどが有効である。投与期間は1-2週間をめどに、臨床効果および除菌効果を参考に判断する。
処方例 抗菌薬感受性試験結果を参考に下記薬剤の中から選択する。
1)クラビット錠(500mg)1錠 分1
2)サワシリンカプセル(250mg)16カプセル 分4
3)バクタ錠 4錠 分2
4)ジスロマック錠(250mg)第1日:4錠 分1、第2-7日:2錠 分1 7日間
5)ロセフィン注(1g)1回2g 1日2回 点滴静注
重症例への対応
 重症例に対しては上記薬剤の併用治療も考慮する。意識障害やショックを伴う症例に対してはステロイドの投与を行う。消化管穿孔例に対しては穿孔部の外科的切除を実施する。
処方例
デカドロン注 1回3mg/kg 30分以上かけて静注。その後1mg/kgを1日4回48時間まで
治癒および保菌の確認
発症後1か月以上経過した時点で、抗菌薬の最終投与から48時間を経過したのち、連続3回の便培養が陰性であることを確認し治癒とする。ニューキノロン系抗菌薬低感受性菌の場合、あるいは胆道・尿路結石を保有する患者の場合には、抗菌薬投与終了後2週間前後にしばしば再発・再排菌がみられることに注意する必要がある。長期保菌者に対しては上記薬剤の4週間投与による除菌を試みる。また、胆道が保菌の原因となっている症状に対しては胆嚢摘出術も考慮する。
看護・介護のポイント
・感染性の強い病原体であるため、糞便、血液などの患者検体の取り扱いには十分注意する。



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3類感染症、 腸チフス、パラチフスについて

2014年8月22日 10:13

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


3類感染症、 腸チフス、パラチフスについて以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
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より引用

3類感染症
腸チフス、パラチフス
Typhoid fever and paratyhoid fever
舘田一博 東邦大学准教授・微生物・感染症学講座

病態と診断
 腸チフス・パラチフスは、それぞれSalmonella TyphiおよびSalmonella Paratyphi Aを原因とする感染症であり、これら細菌で汚染された水・食材を介した糞口感染で伝播する。腸管に侵入した菌は腸管リンパ組織で増殖し、腸管局所に潰瘍が形成されるとともに高率に菌血症の合併がみられる。現在、国内でみられる症例の大多数は輸入感染症であり、東南・中央アジア、インド亜大陸などで感染することが多い。
 潜伏期間は通常10-14日で発症症状としては発熱が多く、体温は次第に上昇し39-40℃に達することもある。この時期に比較的徐脈、バラ疹、脾種の三徴候がみられる(第1病期)。第2病期は極期であり、40℃台の稽留熱に加え、重症例では意識障害もみられる(typhus:ギリシャ語で"ぼんやりした"という意味)。第3病期には徐々にに解熱し、弛張熱、腸出血をきたす。この時期に腸出血に引き続いて、2-3%の患者に腸穿孔がみられることがあるので注意する必要がある。第4病期には解熱し、回復に向かう。生化学的検査では、急性期には白血球は3,000/mm3前後にまで減少する。AST、ALTは軽度上昇(200IU/L程度)、LDHも中程度上昇(1,000IU/L)を示す。腸チフスとパラチフスの臨床症状はほとんど同じであるが、パラチフスは腸チフスに比較して一般的に症状は軽い。
 臨床診断は、1か月以内の海外渡航歴に加え、上記の臨床症状を参考に行う。確定診断にはチフス菌・パラチフスA菌の分離が必要である。有熱期の血液培養陽性率が高く、その他に胆汁、糞便、骨髄液などから原因菌が分離される。本症は、感染症法の3類感染症に指定されており、患者や擬似患者、無症候性保菌者を診断した医師は直ちに保健所へ届ける必要がある。



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