成瀬整骨院ブログ
腰痛と姿勢の関係のウソ
2010年8月 1日 22:10
Q:「姿勢が悪い」ことは腰痛の原因になりますか?
A:こんにちは、金沢文庫 成瀬整骨院院長の成瀬です。
実は「姿勢の良さと腰痛」の因果関係は解明されていません。
一般的に言われる「見た目の良い姿勢」と「医学的な良い姿勢」とは異なります。
ですから腰が痛い方は、痛みの出ない「楽な姿勢」をとることです。
それがいわゆるあなたが思っている「悪い姿勢」になっていても大丈夫。
「悪い姿勢」自体、周りからの刷り込み情報ですから。
当たり前のようですが、大切なことは痛覚を刺激しない(できるだけ痛みを出さないようにする)こと。それは薬を飲んで痛みを抑えるということではありません。飲み薬はやめてください。痛みが強いときは代わりに氷嚢を使ってください。
臨床経験上、痛いのに無理して「良い姿勢」をとることは腰痛の回復を遅らせます。というより腰痛が治らなくなります。
もともと日本人には昔から「立腰教育」(腰を立てて背筋を伸ばすこと)というイメージが頭に刷り込まれています。
どうもそれにより「姿勢」には気をつけるように言われているのです。
観られることが職業のモデルさんは別ですが、それ以外の方は楽な姿勢でいましょう。
他人の言動が気になる方は、自分以外の誰かに観られている時だけ、姿勢を良く(世間一般の良いといわれる姿勢のこと)して、誰もいないときは楽な姿勢をとりましょう。
その時に目線を床と平行にすると体全体のバランスがとれて、骨関節、筋肉、神経の痛みが出にくくなることを臨床上多く経験しています。
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