成瀬整骨院ブログ
骨折損傷程度による分類について
2011年7月12日 17:25
こんにちは、横浜市金沢区の整体・整骨・成瀬整骨院の成瀬豪です。
骨損傷程度による分類を引用します。
柔道整復学・理論編 改訂第5版 社団法人 全国柔道整復学校協会 監修
社団法人 全国柔道整復学校協会・教科書委員会 編
<骨損傷の程度による分類>
1.完全骨折 complete fracture
骨損傷によって骨組織の連続性が完全に離断されたもの
2.不全骨折 incomplete fracture
一般にヒビともいわれ、骨の一部が損傷されて一部がなお損傷を受けず連絡を保っているもの。骨の形態や年齢によって特有な骨折型を呈する.
①亀裂骨折(氷裂骨折) fissured fracture
氷やガラスに生じるヒビと同じような状態となる.頭蓋骨,肩甲骨,腸骨,などの扁平骨に発生する.
②若木骨折(緑樹骨折,生木骨折) greenstick fracture
長骨に発生し骨が屈曲したもので、若木を折り曲げた状態に似ている.幼少児の鎖骨,
前腕骨,などに発生する.
③陥凹骨折 depression fracture
若木骨折の一種でピンポン玉を潰したような状態になったもの.頭蓋骨などの扁平骨に発生し、完全骨折になると陥没骨折になる.
④竹節状骨折(隆起骨折・花托骨折) bamboo fracture
圧迫によって骨の一部を押し潰し骨折部が輪状に隆起して竹節状になる.幼少児の橈骨遠位端部などに発生する.
⑤骨膜下骨折 subperiosteal fracture
骨質は完全に離断しているが骨膜の離断はされていないもので,生理的な骨形状を保ち,骨折の確認ができるものをいう.幼少児に多く発生するのは骨膜が厚く弾力性に富み,また,骨質から容易に剥離するためである.幼少児の脛骨骨幹部に発生する.
⑥骨挫傷 bone bruise
海綿質の微細な骨折をいい,出血,浮腫,局所の血流増加を伴う.単純X線像やCTでの検出は不可能であり,MRIにより検出が可能となる.
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