成瀬整骨院ブログ

■ 2018年12月

5類感染症-定点把握、水痘の治療方針、予防について

2014年10月16日 11:13

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


5類感染症-定点把握、水痘の治療方針、予防について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

5類感染症-定点把握
水痘
varicella(chickenpox)
古川 漸 実践女子大学大学院教授・食生活科学科

治療方針
薬物療法
 アシクロビル(ゾビラックス・ビクロックス)の早期等よにより、症状の軽減、罹病期間を短縮できる。発病3日以内に投与する。水痘にはフェノール・亜鉛華リニメント(カチリ)を塗布する。二次感染を認めたときには抗菌薬を投与する。Reye症候群と関係が深いとされるアスピリンを解熱鎮痛薬として用いてはならない。
処方例 下記1)2)を併用する。
1)ゾビラックス錠(200mg)20錠 分5 4-5日間(小児:80mg/kg 分4 5日間)
 水痘への適応は顆粒、シロップ剤(クロックス)で、錠剤の保険適用はない。
2)カチリ 1回50g 1日数回患部に塗布
 上述の重症化因子をもつ患者に対しては3)のアシクロビルの経静脈投与が必要である。
3)ゾビラックス注(250mg)1回5mg/kg 1日3回 点滴静注 7日間、あるいは新たな発疹がみられなくなるまで(上限 1回10mg/kg)
予防
 患者との接触後できるだけ早く、少なくとも3日内に水痘ワクチンを緊急接種する。潜伏期(10日-3週間)から推定し、発症予想日の1週間前であればアシクロビルの内服(予防投与量:10mg/kg/日、7日間)が有効である。
院内感染予防
 a)患者の隔離(個室管理)
 b)医療従事者への二次感染のおそれがあり、医療スタッフは水痘既感染者が望ましい。手洗い、手袋着用(体液に接する場合)などの予防策を遵守する。
 c)患者と抗体陰性者との接触が考えられた場合は、予防策(ワクチン接種、アシクロビル予防内服)を考慮する。



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5類感染症-定点把握、水痘について

2014年10月15日 11:12

こんにちは横浜市金沢区の骨盤矯正・成瀬整骨院のスタッフです。


5類感染症-定点把握、水痘について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

5類感染症-定点把握
水痘
varicella(chickenpox)
古川 漸 実践女子大学大学院教授・食生活科学科

病態と診断
 水痘・帯常疱疹ウイルス(VZV:varicella-zoster virus)の初感染によるもので、接触、飛沫、空気感染にて感染する。ウイルス伝染力は強く、学校、施設内の流行は長期にわたる。診断は特徴的水疱により通常容易である。一般に、成人は小児に比し重症となりやすい。重症化因子として免疫能が未熟な新生児、また、悪性腫瘍・ネフローゼ症候群・臓器移植などにて抗癌剤やステロイドホルモンあるいは免疫抑制薬使用中の児、先天性・後天性免疫不全症が挙げられる。重症例では播種性・出血性水痘となり死亡することもある。一過性の血小板減少、好中球減少を伴うことがある。学校で予防すべき伝染病の第二種伝染病で、すべての発疹が痂皮を形成するまで登校停止である。合併症として細菌による二次感染症、ブドウ球菌もしくはA群溶連菌などが時にみられる。まれではあるが、髄膜脳炎、急性小脳性運動失調などの中枢神経系合併症もある。また、水痘罹患後数か月以内に脳梗塞をきたすことがある。



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5類感染症-定点把握、百日咳の治療方針について

2014年10月14日 11:04

こんにちは横浜市金沢区の腰痛・成瀬整骨院のスタッフです。


5類感染症-定点把握、百日咳の治療方針について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

5類感染症-定点把握
百日咳
pertussis(whooping cough)
桑原正雄 県立広島病院・院長

治療方針
 百日咳菌に対する抗菌薬療法、咳嗽・呼吸困難などの対症療法および感染拡大防止対策を行うが、百日咳としての正確な診断のうえ、病期、重症度、感染伝播を考慮して治療方針を考える。
治療
 カタル期は抗菌薬が有効である。この時期は百日咳の診断は容易ではないが、周囲の百日咳患者からの感染が疑われれば、抗菌薬を積極的に投与する。痙咳期では抗菌薬の効果は少なくなるが、周囲への伝播を防ぐためにたいしてコデインリン酸塩やβ2刺激薬、時にはステロイドを投与するがあまり効果は期待できない。
1.外来患者の場合 マクラロイド系抗菌薬が第1選択薬となり、以下のいずれかを投与する。
a.小児
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)エリスロシンドライシロップ 40-50mg/kg(力価)分4 14日間(再排菌を防ぐため14日間投与)
2)クラリスドライシロップ 10-15mg/kg(力価)分2 7日間
3)ジスロマック細粒 10mg/kg(力価)分1 3日間
b.成人
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)エリスロシン錠(200mg)4錠 分4 14日間(再排菌を防ぐために14日間投与)
2)クラリス錠(200mg)2錠 分2 7日間
3)ジスロマック錠(250mg)2錠 分1 3日間
2.入院患者の場合 小児では入院することがあり、抗菌薬が有効になるまで隔離する。重症になると、γグロブリン注射、人工呼吸管理が必要になる。
処方例 小児に対して下記1)と必要におうじて2)を用いる。
1)ペントシリン注 1日100mg/kgを3回に分けて点滴静注 7日間
2)献血ベニロン-Ⅰ注 1回50-150mg/kg 1日1回 点滴静注
予防
 百日咳菌の伝播力は強く、免疫のない濃厚接触者では80%は罹患するとされている。親から新生児・早期乳児への伝播、集団生活での伝播を防ぐためには、上記のマクラロイド系抗菌薬を治療用量で使用する。



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5類感染症-定点把握、百日咳について

2014年10月13日 11:03

こんにちは横浜市金沢区の肩こり・成瀬整骨院のスタッフです。


5類感染症-定点把握、百日咳について以下参考として引用します。


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

5類感染症-定点把握
百日咳
pertussis(whooping cough)
桑原正雄 県立広島病院・院長

病態と診断
病態
 百日咳菌(Bordetella pertussis)を原因菌として、小児では特徴的な激しい咳、成人では慢性的な咳を殊勝状とする急性呼吸器感染症である。最近は、ワクチン効果の低下などから成人に増加し、大学などでの集団感染が社会的問題になっている。
 7-10日間の潜伏期ののち、カタル期(約2週間)では、かぜ症状で発症し、発熱や鼻汁は乏しいが、咳は次第に強くなる。飛沫菌量が多く、家族内感染や集団感染を起こすやすい。痙咳期(数週間-2か月)になると、乾性咳嗽が激しくなり、1呼気の間に5-10回の連続的な咳き込み(staccato)、あえぐような吸気性笛声(whooping)を繰り返し、その後の回復期(数週間)にも咳が続く。成人では、小児のような激しい発作性の咳は少なく、慢性咳嗽で受診することが多い。
診断
 2週間以上の咳があり、かつ、①発作性の咳き込み、②吸気性笛声、③咳き込後の嘔吐、のうち1つ以上を伴う場合に本症を疑う。特に周囲に咳をしている人がいれば本症の可能性は高いが、ウイルス、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなどの感染症やアレルギーなどとの鑑別を行う。
 細菌培養検査は、特殊培養が必要で陽性率も低いために、一般には行われていない。血清診断は、菌凝集素価(東浜株、山口株)あるいは菌毒素抗体価にて測定するが、単血清ではワクチン接種歴を考慮する必要があるため、ペア血清で4倍以上の変動により診断する。遺伝子診断ではPCR法が用いられてきたが、細菌では簡易なLAMP(loop-mediated isothermal amplification)法が行われるようになった。




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5類感染症-定点把握、感染性胃腸炎について 4/4

2014年10月12日 10:42

こんにちは横浜市金沢区の変形性膝関節症・成瀬整骨院のスタッフです。


5類感染症-定点把握、感染性胃腸炎について以下参考として引用します。4/4


今日の治療方針
私はこう治療している
総編集 山口 敬 北原光夫 福井次矢
TODAY'S THERAPY 2010 医学書院
より引用

5類感染症-定点把握
感染性胃腸炎
infectious gastroenteritis
草地信也 東邦大学教授・外科(東邦大学医療センター大橋病院)

抗菌薬療法
 基本的に3日間投与するが、無効例や原因菌同定後に追加変更する。カンピロバクター、サルモネラ腸炎では症状改善が遅く7日間投与する。
1.成人
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)クラビット錠(500mg)1錠 分1
2)オゼックス錠(500mg)3錠 分3
3)ホスミシン錠(500mg)4-6錠 分3-4
2.小児
処方例 下記のいずれかを用いる。
1)ホスミシンドライシロップ(300mg/g)40-120mg/kg(力価)分3
2)小児用バクシダール錠(500mg)6-12mg/kg 分3
3.妊婦
処方例
ホスミシン錠(500mg)4-6錠 分3-4
4.起因菌がカンピロバクターと判明したとき
処方例
クラリス錠(200mg)2錠 分2
患者説明のポイント
・下痢による脱水に注意し、スポーツ飲料などで十分に水分摂取するように指導する。
・食事は無理せずに腸管に負担とならない低残渣食を食べるように勧める。
・症状が悪化した場合は、すぐに来院するように指導する。
・症状悪化により入院が必要になることがあると説明する。
・下痢を止痢薬によって止めてしまうと、症状悪化の可能性があると説明する。
看護・介護のポイント
・二次感染予防のために手洗いが重要である。
・なるべく清潔を保つ。
・おむつの処理や清拭の際には必ず手袋をするようにする。

服薬指導・薬剤情報 高栁和伸
・クラビット、オゼックス、バクシダールなどのニューキノロン系抗菌薬は、制酸薬などのアルミニウムやマグネシウムを含む薬剤と同時に服用すると吸収が著しく阻害されるので、併用を避けるか、時間を2時間以上あけるよう指導する。副作用として、傾眠、頭痛、不穏、めまい、けいれんなどの中枢神経症状が現れることがあり、これらは感染症に伴う症状として見逃されやすく注意が必要である。特に高齢者や腎機能障害者で、これらの副作用が疑われる場合には主治医に相談するよう指導する。



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